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へんてこ論(「橋下徹の研究」2012年11月14日~)

ブログ『ART TOUCH』から独立 暫くの間、《橋下徹VS朝日の最終戦争》の記事を連載

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詐欺師広瀬隆の弁舌




広瀬・明石の告発記者会見で、ある記者が、放射能を正しく恐れることと差別をなくすということを自分の中でどう説明して良いのか分からないのだが、この点に関して何かあればお願いしますという質問に広瀬さんが答えている。その部分の書き起こし。

私が原発の反対運動を初めてすぐ感じた事になるんですが、最初に、私が医学的な危険性を話し始めたとき、一番最初に私にクレームを付けてきたのが被爆2世の方たちだったんですね。
わたしは何を言ってんだっと思ったんですけど、その人達と会って話をしました。
非常に深刻な話しになります。だけれど、結局分かってもらえました。
それはね、あの、私が言ってることは、医学問題なんです。医学上こういう事があったらこういう事が起こるという事を話してきているんであってね。差別の問題というのは、また、全然次元の違う話なんですよね。
私が話していることは臨床上のことでこういう事が起こるという事を医学的な知識の体験から話しているのであって、それはお互いに共有しないといけないと思うのですね。だから被爆2世3世の方々にも理解してもらいました、最後には、大変に、あの、辛かったですよ。お互いに辛い事なんです。それは。
だけれど、福島の方達に、わたしは今回行ったときも、福島の方たちに向かって話すという事は大変に勇気のいる事なんです。これは皆さんにはちょっと想像できないと思います。
ここで皆さんにお話しするのと違うんですね。あの、もっと重大になってくるんです。だから、あの、それはしょうがないんですよ。
でも、事実をね、隠すことの方がもっと悪いと思います、私は。というのは、何故かというと医学というのはもともとはですね、(聴取不能)大事な事は予防する事なんです。病気を生み出さないことが大事であって、病気を治すのはその後なんです。医学の本当の倫理観っていうのはそこから出てくるはずなんですね。
だから、私は、あの、常に話しているのは、このマイクロシーベルトとかいう数値じゃないんです
本当に大事な事は、きょうのみなさんの資料にも書いてあることですけれど、本当に大事なことは、どうやったら予防医学で被害を無くすかという事が一番大事だと思うんですね。だからそれ以上は私は言えません。


記者の差別問題の質問に、広瀬氏は医学的な危険性の話をしたとき被曝二世にクレームをつけられた例を挙げて答えているけれど、被曝と差別の問題はもともとは遺伝の問題から始まっているのに、広瀬氏は遺伝と言う言葉を避けている。遺伝の問題だからこそ被曝二世がクレームをつけたのだ。広瀬氏が最初に遺伝の問題を持ちだしたのかどうかは知らない。しかし、私が知っているかぎりでは、原爆症認定訴訟の人たちが訴訟に有利になるように、自分たちから言い出したのではないか。それで、被曝二世たちが結婚などで差別されると、今度は差別だと騒いだのだ。

しかし、問題はそんなことではない。重要なのは疫学的調査では、被曝による遺伝子の損傷が遺伝するという所見はこれまで確認されていないことだ。被曝二世は何んと言って広瀬氏に抗議したのだろう。遺伝すると言ったのか、それとも、遺伝しないと言ったのか。遺伝するけれど、差別されるから、あまり大きな声で言わないでくれと頼んだのだろうか。お互い理解しあったそうだが、私には、どう理解し合ったのか皆目見当がつかない。

それと、後半の予防医学のことだけれど、これも言っていることが意味不明だ。医学というのは予防することが大切と言いながら、広瀬さんは、予防医学にとって重要な疫学を無視する。疫学的調査によって被曝障害は遺伝しないということが明らかになってきたのだ。もちろん疫学調査のためには、「マイクロシーベルトとかいう数値」が重要なのは言うまでもない。

これでも、広瀬隆の正体が判らないんだろうか。極初歩的な詐欺師の弁舌なんだよ。詐欺を見破るポイントを一つだけ教えましょう。

「大変に、あの、辛かったですよ。お互いに辛い事なんです。それは。」

嘘くさい台詞でしょう。
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2011.07.26[Tue] Post 01:15  CO:0  TB:0  反核運動  Top▲

聖者小出の「100パーセント理論」

小出さんの得意の台詞に「技術に100パーセントはない」というのがある。もちろんこれは、原発推進派のいわゆる安全神話に反論して言っているわけだが、推進派は100パーセント安全といっているわけではない。そこで小出さんは100パーセント理論とプルトニウムの猛毒説を結びつける。リスク=ハザード×確率だから、ハザードが巨大なら、確率が小さくても、リスクは大きくなるからだ。こうなると、核はリスクではなく、悪になる。

小出さんの100パーセント理論はカルトになる。『種蒔きジャーナル』で、ストレステストについて以下のような発言をしている。

(小出先生がもしもですよ、じゃあこうした原発の安全性を確かめるテストの内容を考えてくださいともし請われたら、先生はどういうふうに内容を考えられます)

小出:お断りします。

(断りますか。)

小出:どんなに考えても考え落としがありますし、考え落としたような事故が起きたときに原子力というのはもうとてつもないことになってしまいますので、もともとそういうのはやるべきではないというのが私の立場です。

(100%テストできると思うことが人間としてある種傲慢といいますか、無理なことであるというお考えなわけですね)


傲慢なのは誰だろう。小出さんは、そもそもリスクという考えを拒否するのだ。小出さんは科学者なのに、科学的検証を拒否する。彼の京大のHPにアップされた『マンハッタン計画労働者』はゴフマンの解析に基づいたレポートだというのだが、どうして26人のプルトニウムの吸引被爆者でどうやって信頼できる疫学的調査ができるのか分からない。しかも、タバコという肺ガンリスクの高い要因との相関も論じている。

ともかく小出氏は科学的データよりもプルトニウムは核兵器の材料だということのほうがプルトニウムの猛毒説を証明する根拠になっているようだ。そして、聖者小出氏は国会の証人喚問で、「道徳なき商業」というガンディーの言葉を引いて、原発を推進する東電を批判している。

小出さん、原子力工学に無知なだけではなく、経済学にも無知らしい。リスクというものは放射能だけではなく、商業もまたモラルではなくリスク・マネージメントの問題なのだ。





「はいわかりません。私政治のことにあまり知識もないし判断もできないですけど、まあ管さんという人の動きを見てるとまた随分わかんない方だなと私にはみえますので。」(同放送で菅さんのことを尋ねられて、小出さんの答え。でも、小出さんは政治的発言が多いと思うが)
2011.07.09[Sat] Post 23:15  CO:0  TB:0  反核運動  Top▲

新核安全三原則 西尾幹二の『脱原発こそ国家永続の道』を読んで

『菊地洋一』で西尾幹二が小池裕章にコロリと騙されたことを批判した。それでも、福島原発事故を国家の安全保障の視点から考察していることに西尾幹二の正統派保守の顔が窺える。

西尾さんのブログの記事だけでは、小池裕章賞賛の箇所が目立って、西尾幹二の考えが良く分からない。『Will』を買ってきて『脱原発こそ国家永続の道』を読んだ。

全面的に賛同する。ただし、脱原発の結論を除いては。

あらためて「新核安全三原則」を述べておくと、

(1)低線量被曝は、内部外部とも閾値までは安全である(山下俊一)

(2)現在の設計施工による原発は危険である(菊地洋一) 従って既存の原発を総点検し、危険なものは解体する。新設は新しい安全基準と市場原理によって開発建設運転する。参入者がいなければ、そこで原発は終わる。新しいコンセプトの原発で参入するなら、市場で資本を募ればいいのだ。

(3)日本の国体の安全は核武装によってのみ達成される(伊藤貫) 核開発のためには(1)(2)の危険性を前提に出来る限りの対策を立てる。

わたしは(1)から始め、(3)の核武装に至る。もともとは反核運動に対する嫌悪から出発。特に原爆利権集団が護憲左翼と結びついて放射能の危険を誇張して、後発性だとか遺伝だと言っていることに疑問。彼らは放射能の危険を誇張することで、原発反対から核兵器反対、そして九条擁護になり、さらには核は、戦争をしたがる資本主義の悪の象徴だから人類平和のために社会主義共産主義が理想だという荒唐無稽な護憲左翼の主張に反対する。(昔そういう運動があったw)

ところが、西尾幹二は、反対に、国家の安全保障から出発して放射能の問題に至る。西尾氏は原発事故の現場は核戦争の最前線だという。地震も津波も想定外の規模だった。しかし、事故対策の中で本当に想定外だったのは戦争なのだ。誰もが気づいたろうが、アメリカの特殊チームは核テロを想定したものだ。彼らには、放射能にたえるロボットや除染装置、丈の高い注水ポンプがある。戦争をしない自衛隊には核テロ対策の準備は何も無い。震災から二ヶ月半たっても自衛隊員が被災地で、弁当を配っていることに西尾幹二は怒りを覚える。

西尾氏は戦争を想定外と考える憲法九条をまず改訂しなければならない。武器輸出も出来ない国に核戦争である原発事故と戦う装備を自衛隊が持つことは出来ない。「原発の技術は「非核三原則」の廃止に踏み切り、そこから再出発する覚悟を新たにするしかない。」 その覚悟のない日本に原発を持つ資格はない。

反核活動家は放射能や原子炉の危険性から核兵器廃絶と九条護持の結論に達するが、西尾幹二は福島原発事故処理技術の未熟さに、核戦争を想定しない日本の平和ボケを見る。この属国主義から逃れるためには軍事的自立意外にない、そのためにはまず憲法改正し非核三原則の廃止が必要だという、反核運動家たちと反対の結論に達する。

原発建設より憲法改正が先だという。西尾幹二の意見は、誰も指摘したことの重要な安全保障の問題を指摘している。私の「新核安全三原則」の論理よりも本質を突いている。しかし、低放射線の安全性や新しい原子炉の開発と核エネルギー政策などは、考えていかなければならない。

もちろん現在の原発は総点検し順次廃炉していくことには賛成であるが、全面的に脱核エネルギーに転換することには賛成できない。核爆弾も核エネルギーを使った飛び道具なのだ。





 
2011.06.03[Fri] Post 22:41  CO:0  TB:0  反核運動  Top▲

菊池洋一

以下、菊地洋一さんのビデオ映像。だんだん、衰弱行くのがわかる。地震翌日のビデオ映像は貴重。


3月12日










3月29日




4月15日




4月21日
これは岩上さんのインタービュー
http://iwakamiyasumi.com/archives/8821



五月の映像は見つからなかった。これらのビデオと小出裕章の映像を比較してほしい。小出氏が国会証言でガンジーの言葉を引用しているけれど、ガンジーはインドの民衆のために何をしのだろう。東条英機の方がずっとインド解放のために戦ったのだ。小出氏はガンジーの「道徳なき商業」を引用して東電を批判するが、そもそも市場というのは、道徳のかわりに、自分の利益を自由に追求することが皆の利益になるような交換の場として発見されたのだ。倫理学から経済学がうまれたのだ。

小出氏は統計学だけではなく、経済学の基本も知らないのだ。西尾幹二はそんな小出氏を賞賛する。

 反原発を主張する『世界』掲載の論文や小出裕章氏とか広瀬隆氏とかの所論はどれも力をこめて何年にもわたり原発否定の科学的根拠を提示しつづけて来た人々の努力の結晶なので、その内容には説得力があり、事故が起こってしまった今、なにびとも簡単に反論できないリアリティがある。例えば教授ポストを捨てて生涯を危険の警告に生きた小出氏などは、話し方にもパトスがあり、人生に謙虚で真実味があり、原子力安全・保安院長のあの人格のお粗末ぶりとは違って、説得力にも雲泥の差があるともいえるだろう


私の「新核安全三原則」に照らして言えば、1)低線量被曝が安全だということ、2)原子炉の危険性は現在の設計施工による原子炉が危険だということの二つに合致していない。放射性ヨウ素の内部被曝による甲状腺癌はヨウ素剤で防げることは分かっているし、原子炉も容易に核爆発なんかしないことは今回の事故でむしろ判然とした。原発の改良は40年間ほとんど進んでいないのは、電力会社が悪漢だからではなく、むしろ独占企業で市場の競争がなかったので、安全な原子炉を開発する動機がなくなり、事故が起きたときのために賄賂を贈って免責事項を作り、もし事故が起きたら、賠償金は国に払ってもらうとか料金値上げで調達する方が安あがりだからだ。

西尾幹二は原発否定の科学的根拠というが、小出氏や広瀬氏の言っていることはプルトニウム猛毒説の類で、水道の貯水池に投げ込まれると何グラムで何万人が死ぬと言っていた。それをプルトニウムは水に溶けないし、飲んでも生物半減期が短いので短期間で体外に排泄されるから、多分一人も死なないといわれると、こんどは、プルトニュウムは吸引による内部被曝が恐ろしいと言いだす。内部被曝はどうやら今の反核運動家のお好みの言葉らしく、ヘレン・コルディコットも原発推進派との論争の中で、しきりにこの内部被曝の危険性に言及していた。(『内部被曝の危険性に根拠はない』参照)

内部被曝か外部被曝か問わず、プルトニュウムの被曝例は定量的ではないが多数ある。なかには定量的な人体実験もあるけれど、疫学的には、ほぼ他の核種と同じ毒性だと判っている。内部被曝については長崎大のチェルノブイリの報告書を書いた山下俊一が一番信頼できる。

新核安全三原則の1と2に関しては西尾幹二氏は心もとないが、福島原発事故に関して、核武装による安全保障に触れているのは少なくとも私の知る限り西尾幹二ただ一人である。アメリカの核戦略にかんしては青山繁晴の言及があるが、日本の自主防衛の視点から、新核安全三原則の「核武装による安全保障」に間接的とは言え、触れているのは、西尾幹二が他の保守とは違うところだ。

西尾幹二が日本の核武装に賛成なのか、反対なのか、私は知らない。






2011.05.31[Tue] Post 01:04  CO:0  TB:0  反核運動  Top▲

反核団体の大騒ぎ

 反核団体が騒いでいるだけだ。地球温暖化詐欺で散々見せられた光景だ。

以下、『日々坦々』から引用

■1,074団体および53,193人からの撤回を求める声を提出

NGO6団体が呼びかけた「子どもに“年20ミリシーベルト”」撤回を求めるオンライン署名に、1,074団体および53,193人(61カ国以上)の連名をいただきました。ご協力ありがとうございます。
本日、撤回を求める緊急要請を、菅首相、木文部科学大臣等宛に提出しました。


【プレスリリース】
「子どもに“年20ミリシーベルト”」に世界中から抗議
1,074団体および53,193人(61カ国以上)からの撤回を求める声を提出
グリーン・アクション
グリーンピース・ジャパン
原子力資料情報室
福島老朽原発を考える会(フクロウの会)
美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)
国際環境NGO FoE Japan

本日、グリーン・アクション、グリーンピース・ジャパン、原子力資料情報室、福島老朽原発を考える会(フクロウの会)、美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)、国際環境NGO FoE Japanの6団体は、文部科学省が、学校等の校舎・校庭等の利用判断における放射線量の暫定的目安として示した年20ミリシーベルトという基準を撤回するように求める緊急要請を、菅首相、木文部科学大臣等宛に提出した。本要請には、61カ国から、1,074団体および53,193人の電子署名が寄せられた。




DDTのときもダイオキシンのときも地球温暖化のときも世界中が騒いでいた。長崎大の『リスク認識とリスク・コミュニケーション』を読んでください。ほうれん草や牛乳を破棄したのはなぜなのか。

これは上杉の安全デマデマの所為だ。満足だろう。


2011.05.23[Mon] Post 19:17  CO:0  TB:0  反核運動  Top▲

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