鳩山邦夫元総務相離党
鳩山邦夫が離党するという。しかし、かれは一体なにをしたいのだろう。舛添元厚労相と連携すると言っているようだが、舛添は社保庁の改革を、鳩山は日本郵政の改革をそれぞれダメにした二人ではないか。
いま民主党の対抗軸になるのは小さな政府を目指す保守的な政党だろう。その意味では鳩山も舛添も不適格だし、もう一人離党すると言っている与謝野馨も官僚擁護で不適格だ。目下第三極として期待できるのは、官僚だけではなく労働組合の利権とも戦うと言っている「みんなの党」だ。ただ、外国人参政権には反対といっているけれど、どうもリベラルの疑念が払拭できない。 安倍平沼の保守派が第三極になる可能性もあるのだが、かれらは郵政民営化反対だし、小さな政府ということでは期待できない。それでも目下喫緊の課題は闇法案の阻止であり、そのためには安倍平沼両氏に頑張って欲しいものだ。 舛添要一首相23.7%
共同通信社が6、7両日に実施した全国電話世論調査で、「いま首相に最もふさわしい政治家」を聞いたところ、舛添要一前厚生労働相(61)が23・7%と断トツだったそうだ。菅元厚生労働相よりましかもしれないが、どうしてこう変なのばかり期待されるのだ。
舛添首相についてはすでに『舛添首相の勘違い』で書いたとおりである。一言半句直す必要はない。 最後のところで、「鳩山カルトと桝添ポピュリストの対決なんて悪夢はご免だ。」と書いたけれど、そのとおりになりそうだ。 民主党政調副会長大塚耕平の経済知識
NHKの『クローズアップ現代』の「民主新政権・成長戦略を問う」で民主党の政調副会長の大塚耕平が変なことを言っていた。
民主党のマニフェストにあるように最低賃金を1000円にしたら、失業者が増え、企業は労働力の安い海外に逃げてしまうという批判に、大塚政調副会長は、外国と賃金の安さで競うのではなく、もっと高収益の産業を育成しなければならないと、まるでむかしの通産省の官僚みたいなことを言う。『官僚たち夏』でも見たのかしら。 どんな産業が成長するか誰が決めるのだ。官僚たちが決めたことはことごとく失敗したではないか。大塚氏は労働力が市場で取引される商品であることを理解していない。成長している産業が労働市場で高い賃金をはらえるのだ。 大塚氏は日銀の出身だというから、なるほど雇用の安定には関心がないのだな。 PS:それにしても、国谷裕子の質問に、とんちんかんなことを整然と述べる大塚氏の弁舌を聞いていると薄気味が悪くなる。(9/3日) 鳩山夫人鳩山夫人の噂は聞いていたが、これほどとは知らなかった。鳩山新首相が永住外国人ばかりか動植物に選挙権を与えるというのも本気かもしれない。カルトだ。「大きな政府」どころか「狂った政府」になるぞ。 麻生総裁敗戦記者会見
勝ち誇ったような記者の嫌みな質問に忍耐強く答えていた。どこの記者なのかネガティヴ・キャンペーンばかりしたのは失敗では無いかの質問に、あれは政策論争であってネガティヴ・キャンペーンではないと答えていた。マニフェストは互いの政策を批判するためだ。
途中から保守を強調する方向に舵を切ったのが失敗ではなかったのかの別の記者の質問に、自民党の根本は保守だと答えていた。会見の締めくくりにも、自民党の立て直しには保守の立場を明確にすることだと強調していた。 そんなに保守を強調するなら、負けるのを覚悟で、公明党と党内リベラルと霞ヶ関の官僚を切って、選挙に臨むべきだったのだ。そして、八月十五日に靖国参拝すれば、選挙に負けても、自民党は壊滅することはなかったろう。 これで、桝添を総裁に選べば自民党の死は確実にやってくる。 麻生首相、記者会見立派でした。 |
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Author:安積桂 カテゴリ最新記事最新コメント検索フォームRSSリンクの表示QRコード |